時々思い出す
男友達のことを。
何故って、Yにどことなく感じが似ていたからだ。言葉で表現出来ない「なにか」が似ている。
穏やかでどこか控えめで奥に秘めたものがある。
E君が23歳で私が30の頃に出逢った。
ある屋台村でリーマン時代の同僚とその場によく通っていた。
ある土曜日、常連のCLUBの表で座って話していた。
急に酔っ払いの若いメンズが倒れ込むように私の隣に座った。
完全にフラフラで酒の瓶を片手に持って私に挨拶をしてきた。
ナンパか?
E君はテレビ業界の人間だと名乗るが
見るからに怪しいと思って本氣にしていなかった。信用しない表情だったからか、彼は名刺を差し出したきた。
◯◯テレビ局 報道部と書いてある。
同僚と顔を見合わせて首を傾げる。
少し話して彼は連れのグループに戻って行った。
休み明け、私は詐欺かもしれないからと
名刺に書かれた番号に電話をした。
「しばらくお待ちください」と男性が取り次いでくれて
実際に電話口にE君らしき声の男性が出た。
まさかか会社にまで電話をされるなんて思ってもみなかった様子。
しかも上司からやすやすと名刺を渡すなと注意を受けたらしい。
私もそれを聞いて平謝り🙇
その後、連絡を交換してドライブに誘われた。
赤色のスポーツカーで左ハンドル🚗
たまに会うという相手でいい子だなと思っていたが、男女関係になることはなかった。
けれど、彼は私のことが好きだったらしい。
薄々勘づいてはいたが、その頃の私は白人と付き合いたいという願望があった。笑
英語を話せるようになるにはピロートーク🛏️が良いかも、な〜んて思っていたのだ。
まだまだ、自分を大切にしていない頃の話だ。
結果、彼を傷つけることになった💔
その当時は独身だった彼も
アメリカに渡って便利屋のような仕事をしてうまくやっていた。
10年近く前、私のサロンにE君がアメリカから日本で仕事をするために帰国した際、30年振りに再会した。
家電が変わっていなかったため、連絡が取れて、
その数年前にもメールでやり取りをしたことがあった。
彼もおじさんになっていた。
私はもっとおばさんになっていたけど。笑
E君はとても敏感体質なせいで
躁鬱になっていて薬を服用していると言って薬を見せてくれた。
レイキをやってあげようと肩に手を置いたら
「耳鳴りがするから手を離して」と言う。
「また、手を触ってみて」と言いながら耳鳴りがしないかと感じていた。
やはり何度触っても耳鳴りが鳴っていたらしい。
どういうこと?
私はレイキでヒーリングをしていた頃なので
誰にもそんなことを言われたことはなかった。
変な奴だなと思った。
この長い年月のことをお互い、話し合った。
E君は、大学時代の不思議体験の話をしてくれた。
出逢う少し前の話だが、誰にも信用してもらえないからと当時はひと言も聞いていなかった。
けれど、いまなら◯◯さんになら話してもいいかも、と言いながら
不思議な体験をいろいろ話してくれた。
いろいろ理解できた。
敏感すぎるが故に感じてしまう、視てしまう、聞いてしまうことがあったようだ。
そんな話から
「僕は◯◯さんが好きだったんだよ。ものすごく傷ついたんだよ。だって僕に他の女の子を紹介してくれたんだ。それから会わなくなったでしょ」
私はわかっていながら、受け入れてあげることができなかった当時を振り返りながら謝った。
続く
愛するために生き、
愛されるために生きる。
素直
謙虚
凛とする
#真実の愛とは
#トラウマの解放
#トラウマの癒し
#不思議体験
#耳鳴り