「僕は女房とSEXしようとすると嘔吐してしまうんだ」
私は静かにE君の話を聞いていた。
時には相槌を打ち、質問をした。
「なぜ、そんなことになるの?」
彼らにはその当時五歳になる息子がいた。
「息子さんまでいるんでしょう。いつからそんなことになったの?」
離婚するとかそんなことではない。仲は良い夫婦のようだった。
奥さんの身体の中に黒いものがあるんだそうな。
それって誰にもあるんじゃないのかな?
その黒いものが入ってくると吐いてしまってそれどころではなくなり、続きが出来ないらしい。
「それは可哀想ね」
奥さんだってわざとでもなけりゃ、そんな意識も何もないはずだ。
彼は繊細すぎる故に誰しもあるネガティヴな部分を察知してしまうのだろうか。
彼自身だって闇はあるはずなのに。
「でも、、〇〇さんとだったらちゃんと出来ると思う」
私を見てそう言った。
「それはどういう意味⁈笑」
この場は冗談話にするしかないと思った。
今までそんな話を聞いたことがなかったし、E君は私とSEXを興味本位でやりたいと思えたのか?
夕方になり、そろそろ帰らなきゃいけないからと玄関先でまたハグをして別れた。
何が言いたいのだろう。何が目的なんだろう?
彼は寂しいのだろうか。
精神が不安定なのかもしれない。でも私にはどうすることもできない。
あれから、8年以上は経過している。
E君とは会えていないし、連絡もない。
一年ほどして携帯電話のメールを送ったが
現在使われていないと自動音声が伝えた。
アドレスを変えたのか?
電話もかけてみたが、海外だから不通なのか使われていないという。
私は嫌な予感がした。
彼はこの世にはもういないんじゃないかって思える。
彼の仕事でかなり特殊なことをしていたので
〇〇されたんじゃないかなんて、そんな悪いことを考えてしまいがちになる。
その当時、チェコやドイツなどのヒーラーさんがサロンに来てくれていた。
その一人にその話をしてみた。
「私は彼が死んでしまったんじゃないかと思うんです。なんとなくですが」
チェコのヒーラーさんは、
「あなたがそう思うならそうなんでしょう」
それ以上の言葉はなかった。
E君は、一番初めにサロンを訪問してくれた時、奥さんと相談してサロンへのお祝いを持ってきてくれた。
それが2012.7.14だった。
奥さんが選んだのは、針金細工の宝石箱のようなものに青い薔薇のプリザードフラワーが入った置物だった。
今ではプリザードフラワーはヨレヨレになってしまって中身は棄ててしまったが、針金細工の箱はまだ置いてある。
amebloはいまではログインができなくてこちらのブログにお世話になっているが、
投稿した写真を探したら出てきた。
このブログから見ると2012年に福井県の白山比咩神社に初めて行った記事とは別に
20年振りの友達と再会と題してブログに添付していた。
奥さんはこんなに何度も私に会いに来ていたとは知らないと思う。
5回くらい会っていたから。
正直なところ、私は会えなくなるなら
SEXをしておけばよかったかもと思う😅
何故なら、彼が私の中の闇というか黒いものが出てくるのか?
嘔吐してしまうのか、それが知りたい。
こういう場合、私は身体を張ることを考えてしまう。
けれど、いまE君が私の目の前に現れて、そうしたいと言われたらそれに応じるだろう。
ある程度時間が経過しているので、
ふとあれは何だったのだろうかと思う。
この世は幻想だと言われているから、それもこれもあれも幻想なのだ。
この私のストーリーでは、彼の身に何かが起きたに違いない。
私の勘が間違っていて欲しい。
これはひょっとしたらE君に依存、執着になるのかもしれない。
何故いまこんなことを思い出したんだろう。
これもトラウマの解放と癒しになれば良いな。
Yに会って数回の頃、懐かしいとまでは思わなかったが、安心感に包まれる感覚があり、
雰囲気と接する言動が父に似ているのだ。
また別の面でE君にも似ていると思えてならない。
いずれせよ、私が勝手に創り出した世界の人たちだな。
E君、思い出をありがとう😍❤️🙏
感謝&LOVE
愛するために生き、
愛されるために生きる。
素直
謙虚
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