能は面を被る。
まだ一度も観たことがないので
全く知らなかったが
ある時、着物の柄に般若の面があった。
ある方がこれを使ったら?と言う。
どういう気持ちの面なのかもわからず、悪魔のようでもあった。
私は可愛いとか癒されるなどの顔より、やや怖いぐらいの顔が好き。
そういう意味では良いのだが
男性の顔をモチーフにした何かを作ることは考えてもいなかった。
少し前から描いている絵もほとんどが女性の顔である。
しかも、悲しみの中にいた魔女である(^◇^;)
たまたま何かで般若のことを少し知った。
それが般若は女性の顔だという。
男性の顔だとばかり思っていたのに、これが女性か?
検索してみると、
【造形】
般若は鬼女の面であり、額には金泥を塗った二本の長い角が生えている。頭頂部には、小面などの他の女体面と同じく、左右に分けた髪の毛が描かれているが、般若の場合は毛が乱れて凄まじさが表現されている。
額には作り眉(本来の眉よりも上の方に眉墨で描いた眉)が描かれている。ひそめた眉の下にある眼は金色で、瞳孔の部分のみ穴が開いている。口はかっと大きく開かれ、金具をはめた上下の歯と二対の牙があらわになっている。
般若面の特徴は、上半分が眉根を寄せた悲しげな表情であるのに対し、下半分では大きく開かれた口が激しい怒りを表していることである。このような造形は、怒りと悲しみを抱えた鬼女の心の二面性を表現しているとされる。
般若面の肌は肉色に彩色されている。色味には、白っぽい肉色・肉色・濃い肉色があり、役柄によって使い分けることがある。
鬼女???
嫉妬と怒りで鬼になってしまったのか?!
能では女性の嫉妬や恨みや怒りの感情の烈度により能面を使い分ける。
女性の感情が高ぶり始め、人の存在を超越した存在になり始め、般若や蛇になる最初の過程の怨霊や生霊の女性を表したのが泥眼(でいがん)である。白眼と歯先が金色に塗られているのは既に人間という存在を超越し始めていることを表している。
これもまた女性の感受性の豊かさが表現されているのかもしれない。
この写真には【般若】と書かれている。
通常は、冷静な感じの女性も一度嫉妬に狂うと鬼になるのか?
いつも穏やかな顔で過ごしたいものだ。
けれどまさに私は
今世に限らず、長いこと男性に対する憎しみや怒りがあったと思える。
だからこそ、このトラウマを解放し、癒したいのだ。
般若は、悲しみの中にいた魔女でもあるように思う。
愛するために生き、
愛されるために生きる。
素直
謙虚
凛とする
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